動物の時間 おまけ10

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 今確かに女性の笑い声が…  でも渚には聞こえてないみたいだし、空耳だったのかな?  な、なんかここ…ちょっと霧がかかってるし…  本当に何か…得体のしれないものが居そうな……  課題の内容をすっかり忘れて、周囲の雰囲気に恐れていた時、耳に何かが噛み付いた。 あかり「で、出たああああああっ!!」  手で耳元に居た何かを払いどけようとしたけど、その物体は空を飛ぼうとした。  瞬時に動いたのは首に巻き付いてる渚だった。  口を開けてその物体を口の中に閉じ込めたのだ。  そんな彼の行動にも悲鳴を上げてしまう。 杉野「渚! すぐに吐き出せ!  それ、カルマ!!」  え? カルマ君?  ぺっ、と口の中に閉じ込めたカルマ君を優しく出す渚は、突然現れた杉野を睨んだ。 渚「…どういう事なの?」 杉野「話す! 話すからその殺意の目と殺気を消せ!!」  杉野の言葉に彼の怒りは止まらず、渚は私から離れると彼の頭部に噛み付いた。  軽く、噛み付いた。 杉野「ギャアアアア!!」
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