動物の時間 おまけ10

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「あらあらいけませんよ、渚さん。  人を丸飲みしてしまうと、蛇の心に奪われますよ」  渚の首を片手で掴んで杉野から引き剥がしたのは…… あかり「カリナさん!」 カリナ「こんばんわ。  お二方の足止めをしていました」 渚「足止め?」 竹林「皆が肝試しをしてる間、元の薬の研究をしていたんだ。  ……やっと完成したよ、解毒剤」  そっか、霧っぽかったのも、他の所よりも空気が冷たかったのも、全部解毒剤を作る為だったんだ。 渚「…だからってカルマが参加したのはどうしてなの?」 業「俺も足止めとして、手伝っただけ。  課題すっぽかして、あかりちゃんがテンパり始めたから、なんかもっと面白い事したくなって」 渚あか「……相変わらず悪魔ですなぁ」 中村「でも良かったじゃん、ゴール迄に間に合って」 竹林「そうだな。  渚、カルマ…これを今日中に飲めば、寝てる間に体を取り戻す事が出来る筈だ」  解毒剤を二本見せてくれたけど、渚もカルマ君も……  全員が言葉を失なった。 中村「…何その色…」 竹林「紫」 前原「紫ってそれ、毒なんじゃ…」
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