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~公園~
渚「良かったの?」
あかり「ん? 何が?」
近くの公園へと足を運んでいた時だった。
渚が声を出してそう言った。
私は少し歩くと渚の手を放した。
渚「那波君と話してたから」
あかり「いいのいいの。正直言っちゃうと疲れるから」
頑張ってる人や綺麗な人、可愛い人を見るとすぐに「俺と付き合った方が幸せになれる」って言うから。
女癖が直らないと、いつまでも彼女出来なさそうなんだけど。
渚「そう」
あかり「それより渚は?
なんかあって私に声をかけたんじゃないの?」
渚「あ、うん。明日の事なんだけど…」
明日?
ああ、E組でハロウィンパーティーするんだよね。
帰ったら仮装の準備しないと。
あかり「明日がどうかした?」
渚「時間変更になった事、知ってた?」
あかり「初耳。
え、10時からじゃないの?」
渚「うん、12時半からだって。
ご飯は食べない方がいいよ、教室で食べるみたいだから」
あかり「うん、判った。
ありがとう、教えてくれて」
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