2/2
前へ
/2ページ
次へ
卒業という名のひとつの区切り。 それが終われば、自分には価値はなくなる。 そんな気がする。 他人にはそんなことない、なんて言ってる自分。 他人は輝ける場所があるから言えるんだ。 僕にはないから。 学校というとこから解放された。 つかの間の休息さえ終われば、一生の社会の枷は外れない。 イヤなことから逃げたいと思うのは当たり前ですよね? 立ち向かう人いるだろうけど、イヤなことから逃げるということは 社会では甘い、ということらしい。 だったら、遠回しにアンタに自由時間はない。働け、死んでも働け。と言ってますよね。 固すぎるね?前の人の考えは。 あーあ、自分が何したいかわからない。 考える時間さえ与えられない。 大人になりたくない、子どものままで。 二十歳になる瞬間に僕は枷を外しましょう。 彼はそう言っていたんだ。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加