第3章 そして帝国へ

3/9
前へ
/28ページ
次へ
門の入り口で入国審査をする。その為か長蛇の列が出来る。 門は東西南北に各1つと非常用が有るみたいだが、非常用は王城関係者しか知らない。 彼らが順番待ちをしていたら、ハワードが騎士の一人を先に門番の所に向かわせる。 徐々に人が減り、彼らの番になった。門番は渋い男性で多分家族持ちと思われる。門番は騎士団達は判るし、馬車に乗ってる人は馬車の紋章で判る。だが彼だけはわからなかった。騎士団達一緒と言えば強盗の頭か避難民しか浮かばなかったのである。 隊長が「彼は俺達と一緒だから通してくれないか?」と言うも門番は「ハワードさん、何を言ってるんですか?どうみても怪しいじゃないですか。」と言われ、ハワードは確かにと考え、彼に「悪いが、話をした方が良いかもな。」と言う。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加