episode1 序章

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「やはりね・・・・・」 翔太は思った。 戦局的に厳しいこの世の中。提督によるストレス発散や性的欲望をみたすために 性的暴行、監禁、私有化などが近年になって問題されていた。 このような鎮守府を「ブラック鎮守府」とマスメディアは報道していた。 ベットに眠る少女・・・おそらく金剛型3番艦 榛名であろう。 こんな少女を見ると戦場に出れない自分が情けなくなる。 でも彼女らを守るために、提督が存在するのだと翔太は胸の中で思うのであった。 書類の整理が終わると、ホコリがたまっている部屋を片付けようとした時・・・ 「んんっ・・・・。ここは・・・?」 榛名は上体起こして周りを確認すると・・・・ 「あれ?・・・あなたは・・?」 「僕?ぼくは、徳北翔太。新しく着任した提督だよ」 「ふぇ・・・・提督!? 失礼しました!金剛型3番艦 榛名です! ええっと・・・」 榛名は顔をあからめると 「気にしないで、疲れているのは艦娘も同じだから」 「は、はい・・・」 翔太は榛名の姿を見て、「乙女だよな」と思った。 「ところで、榛名。翔鶴と瑞鶴は?」 「買い物に行ってますよ。もうすぐ帰ってくると思います」
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