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吹雪「司令官?今日は何をみてるんですか?」
提督執務室の机に備え付けられた小型テレビ(ブラウン管)を見つめる提督に向かい、駆逐艦 吹雪が問いかける
提督「お?今日のアニメはな?」
足柄「提督?仕事してくれないと困りますよ?」
目線をテレビ(最近のキッズ達はブラウン管テレビ知ってるのかな?)に向けたまま吹雪の質問に答えようとした提督に、少し離れたテーブルから笑顔(目が笑ってない)で書類作業をしていた重巡洋艦 足柄が嗜めてくる
提督「何てことだ……私の今日の仕事は終わっていると言うのに、この秘書艦はまだ私に仕事をしろと言うのか……!!」
足柄「嘘!!私がこの部屋に来て5分、吹雪がこの部屋に来て2分、貴方が仕事をし始めて30秒!!そんな速度で仕事が終わるわけないじゃない!!」
足柄は席を立ち提督の座る席に近づく
足柄「本当に…終わっているだと……」
提督(こいつノリいいな)
一度咳払いをしてから提督は語り出す
提督「私が起床して君がこの部屋に来るまで2時間と45分、その内朝飯を食べるのに30分、つまり仕事するための時間は2時間15分ある。そんだけありゃ1日のノルマなんざ終わらせられるぜ」
この時、吹雪の目が点になっていたことは誰も知らない
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