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その日、提督は酒棚を漁っていた
提督「さて、仕事のノルマも今日の分は終わったことだし、私も補給といこうじゃないか」
提督は酒棚を漁っていた
提督「ん?私のボトルが無いじゃないか……鳳翔さんめ、何処に隠したのか」
提督は自分の酒を見つけるまで諦めないようだ
提督「奥の方か…」
提督は棚の奥に手を伸ばした
提督「やった!見付けたぞ!!ハハハッ」ガツッ
提督が自分の酒を取り出そうとした時に肘がひとつのボトルにぶつかった
提督「なんだと」
目線を下に向けたときにはすでにボトルは床上5㎝のところにあった
提督「……フッ」
提督は何かを悟ったように目を閉じニヒルに笑った
ガシャァァァアン
提督「わー何てことだー!突然棚からボトルが落ちて割れてしまったぞー!いやー突然のことでキャッチすることが出来なかったー」
尚、この部屋には提督以外誰もいない
提督「虚しいな、割れたの誰のボトルだ?……何てことだネームプレートまでぱっかり割れちまってらぁ」
そのプレートは複雑に割れ、一文字しか読み取ることは出来なかった
提督「智……那智か…やべぇな」
提督は再度周りに誰もいないことを確認する
提督「……」ダラダラダラ
やはり部屋の中には誰もいない
しかし提督は汗だくになりながら一点を見つめている
何度も言うが、部屋の中には提督以外誰もいないのである
部屋の中には
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