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翌日――。
借り住まいのマンションの前に鎮座した
どう見ても場違いなリムジン。
通行人が怪訝そうに眺めつつ行きかう中。
「なあ、あれがおまえの新しい友達か?」
「ん、まあね」
「へえ~」
呆気にとられる従兄弟を尻目に
「それじゃ行ってきます」
「ああ。羽目外すなよ」
「分かってるって」
僕はマンションのフロントをくぐった。
後は――。
どうしたものかと思う間もなく
車から颯爽と運転手が降りてきて。
「さ、こちらへ」
「どうも……」
僕の為に後部座席の扉を開けてくれる。
と――。
ぎこちない姿勢で
乗り込んだリムジンの中にいたのは――。
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