1 プロポーズ
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「何考えてんだ!」 『………別に』 「遮断機にこんなに近付いたら、危ないだろ」 『そう?』 雅也は一端、久美子を離すと 異変に気付いた。 「目が腫れてる」 『やだ見ないでっ』 泣き腫れさせた顔を隠して 久美子は逃げるように 雅也の前から走って 近くにある誰も居なかった公園の芝生に座り込んだ。 後を追い掛けて来た雅也も 久美子の隣に座った。
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