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第1章 アース編
ある偉い人は言った。
――この宇宙に神の粒子が存在しなかったならば、我々は存在していなかっただろう。と。
人類は絶えず知識を追い求めてきた。
幾度の困難を乗り越え、その先のこの世界の真理を見つける旅は、今も続いている。
神の粒子の発見もその困難の一つであった。
人類は、この世界の根本となる重要な存在である神の粒子を見つけることが出来なかったのである。
そして、長い年月を経てとうとう人類はそれを見つけ出すことに成功する。
これによって科学者・研究者達の眼差しはこの神の粒子に向けられることとなる。
新しき物理時代の幕開けである。
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