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「こうでも言わないと離れないと思ったからさ。」
「離れてって言えば離れるのにぃ~!!」
と、瑠花は、ふてくされながら言った。
「はいはい。そこの二人落ち着いて。すぐ終わるからその後イチャつきなさい。」
と、担任は、言い、チョークで黒板に今日の時間割りを書き終え、出席簿を持ち、教室を出た。
「ねぇねぇ。二人は、どんな関係?付き合ってんの?」
早速きたよ。この質問。と、俺は、思っていると瑠花は、許嫁だよ。と俺を抱き締めながら言った。
「マジかよ!?清水!!やるなぁ~♪」
「否定はしねぇのかよ?」
したくねぇし、事実だし、まっ。俺らが………瑠花が勝手に決めたってのもあったのだが幼稚園児の時、好意を抱いていたのは、確かである。
「ねぇねぇ。清水のどこが好きなの?」
「全部!!!!!!」
「以外で。」
そりゃ、『好きな人のどこが好き?』って聞かれて『全部!』って答えない人はいないのにそれを『以外で』と返すとは中々鬼畜な奴だと俺は、校庭を見ながら思った。
「顔と………性格と………。」
と、必死に思い浮かべる瑠花。
「それから?」
「むぅ~………全部だってばぁ!」
と、顔を紅潮しながら地団駄を踏む瑠花。
「よく頑張ったね。」
「るーかチン。」
「うぇっ!?」
と、瑠花は、驚きながら、俺を強く抱き締めた。
「痛っ!!瑠花。急にどうした?」
「ゴメン。前まで呼ばれてたあだ名だったからつい………。」
「ぷふっ。」
「奏多まで~♪」
と、瑠花は、ふてくされながら言った。
「ゴメンゴメン♪」
と、俺は、言った。
「もぅー!」
と、瑠花は、言った。
「なんか必死に頑張っているからつい………。可愛いなと思ってさ♪」
と、俺は、瑠花に抱きつかれながらも口説くという高等テクニックを披露した。
「奏多~♪もぅ!」
と、瑠花は、言った。
「あっ。そういえば………瑠花。」
と、俺は、言った。
「何?どうかした?奏多♪」
と、瑠花は、言った。
「放課後一緒に帰ろう?」
と、俺は、言った。
「うん。」
と、瑠花は、言った。
「行きたいとこあんだ。 」
と、俺は、言った。
「どこ?」
と、瑠花は、言った。
「行ってからのお楽しみ♪」
と、俺は、言った。
「楽しみ♪」
と、瑠花は、言った。
「よろしく♪」
と、俺は、言った。
それから数時間後学校が終わったから瑠花と一緒に帰った。
「奏多♪」
と、瑠花は、言った。
「どうしたの?」
と、俺は、言った。
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