第1章 幼馴染の転校。

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「誰がだ。お前を見てると心配するんだよ?」 「悪かったな!!つーか、お前、父親か!?」 「どんなだよ!!いい加減、さ?入ろうぜ?」 と、清田原は、言い、俺を教室に連行した。 「おはよー♪清水♪転校生が………」 「コイツから聞いた。」 と、俺は、清田原を指差しながら言った。 充、言うなよ!と、女子に言われるっていうのもなにかと乙なものかと………。 「そういえば、お前さ?『運命の赤い糸』ってアプリ知ってる?なんか、高校入学の褒美で母さんがさ?入れてたんだけどさ。」 「アレ、今、中高生に人気なんだぜ?俺だって持ってるぜ?」 「マジで!?そんなん知ってる母さん怖ぇ。」 と、俺は、言いながら、席に座った。 「また、校庭を見るのかよ?」 「良いんじゃね?」 と、俺は、校庭を見ながら言った。 その後、担任の廿里鬼子は、転校生を連れて来た。 「さぁーて。」 と、担任は、黒板に転校生の名前を書いた。 御堂瑠花と。 「獅威差亜町立高校から来ました。御堂瑠花です。」 「君の席は、あの黄昏バカの隣ね。」 黄昏バカって俺の事ねと俺は、校庭を見ながら適当にSHRを受けていた。 みどう!?るか!?でも雰囲気で分かるでしょ。 と、俺が思っていると、瑠花が隣に座った。 「これから………よろしく………。」 と、瑠花は、俺を見て言った。 この雰囲気………何処かで………と俺は、思っていると瑠花がこの雰囲気………もしかして奏多? と、言った。 「えっ!?」 と、俺は言い、振り返ると、 「やっぱり奏多だぁ!!覚えてない?12年前、幼稚園でお別れする前に………。」 「覚えて………えっ!?あっ!?えっ!?ちょっ!?あの瑠花!?変わってるから分からんよ!!」 「そっか………そうだよね。あれから12年も経ってるし………。」 「冗談だよ?まっ、名前聞いた時に思い出したよ。最愛の人ってことをね。」 「奏多~~♪」 と、瑠花は、言い、席を立ち、俺に涙目で抱きついてきた。 「瑠花!!急に抱きつくなって!む………胸が俺の顔を襲ってる!」 「好きなの!!!大好きなの!!」 「そこ。イチャつかない!清水。彼女に教科書見せてあげなさいよ?」 と、担任は、呆れながら言った。 「ふぇ~い。瑠花。胸………大きくなった?窒息死するくらい。」 「きゃっ!?奏多!!何て事、言うの!?」 と、瑠花は、言い、顔を紅潮させながら俺から離れた。
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