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「うっ・・・ぶるぶるぶる!!寒いいいいい!!早く穴の中へ籠らなきゃ!!」
冬眠の為にドングリや木の実をいっぱい食べて、丸々と肥えたツキノワグマのドゥムは大あくびをすると、のっしのっしとブナの木の下の洞穴に潜っていった。
ゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソゴソ・・・
「枯れ葉かき集めたベッドはこれでよしっと・・・。
早く寝よ。起きたら春になってるだろうなあ。春になったら、今度こそお嫁さん見つけようっ・・・。
あ~~~~ぁ、眠くなってきちゃった・・・おやすみなさーい。」
クマのドゥムは、大きな鼻を胸のフサフサとした毛皮に潜り込ませて、『鼻息ヒーター』にしてグーグーとイビキをかいて、ぐっすりと眠り込んだ。
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