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礼音も明日香もあまり喋らないので、しばらく沈黙が続いた。
「そ、そろそろ戻らないと」
先に沈黙を破ったのは明日香だった。
立ち上がった明日香の腕を、礼音ががしっと掴んだ。
「ま、まだ大丈夫だよ。だから、もう少しいろよ」
「え・・・」
思わぬ礼音の発言に明日香は自分の耳を疑った。
「わ、分かった」
驚きながらも、明日香は言われた通り再び礼音の隣に座った。
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