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「もう少しいろよ」
礼音にそう言われて、明日香は横に座った。
「昨日、美波が学校に来た」
触れて欲しくなかったことに礼音は触れてきた。
だけど、ここで拒んでしまえば昨日2人のことを見たということが礼音に感づかれてしまう。
「あいつさ、より戻したいとか言ってきたんだよ。今さらそんなこと・・・」
「・・何があったの? 美波さんと」
明日香は勇気を出して聞いてみた。
再会しただけであれほど動揺する相手だ。
よほどのことがあったのだろう。
「あいつとは、中1の時から付き合ってたんだ」
礼音はゆっくりと話し始めた。
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