序章~犠牲者~

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「ハァハァ、いつになったら終わるんだよ」 和樹は息を切らしながら文句を言った。 疲れた体を休ませようと近くのベンチに腰をかけた。すると、背後に気配を感じた。 「誰だ!」 振りかえってもそこには誰もいない。 グサッ! 「うっ」 背中から強烈な痛みが体全身を駆けめぐった。
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