【Noir.】

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  小さな窓から 純白の鳥が落ちていくのを 僕は見てしまった 其れは真っ直ぐに羽ばたき けれど二度と飛び立ちはしなかった 僕は知っている 其の鳥が“何”なのか 僕は知っている 其の鳥が 僕の最愛の人であった事を 助けたいと思い 半年もの間、捜し続けて やっと救えると 勝手に思い込んで それ以上の最悪は無いと 勝手に決め付けて  
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