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「デートの約束でもしたの?亜優ちゃんと」 「……違うよ、するわけないだろそんなの」  むきになって言い返し、ぷいと顔を背けてソファに戻る。  別に、亜優と特別な約束をしたわけじゃない。  これは、俊輔から頼まれたことであって、――しかも、俺が行くのはあくまでミミぴょんのためなわけであり。  などと頭の中であれこれ考えているうちに、食べかけのソーダアイスはお皿の上ですっかり溶け、気付いた時にはほとんど液体になってしまっていた。
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