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昨今、日本の防衛費2%議論が賑わっていますが、そうして儲かるのは、アメリカの軍事産業でしょう。これはずーっと昔から続く流れで、安倍、トランプ合意で頂点にいたったような気がしていたのですが、岸田政権はそれを加速しそうです。
国土を武器で守っても、食べ物とエネルギーが買えなくなって困るのは市民なのですが。
ああー、原発再稼働の話がありましたね。
震災以来、電力各社は原発の安全性向上に多額の設備投資をしましたが、流れは脱原発。元が取れなくて困っていました。
ここにきて、原油高を理由に原子力村の人々が息を吹き返したようです。
今度は何処の原発で事故が起きるのでしょうか? そうして誰が困るのでしょうか?
利権の甘い蜜を吸う権力者たちのもとで、庶民は生餌のようなものなのかもしれません。
さあ、私を食べて!
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さて、悪いことばかりではありません。
戦後77年。日本国民が働いて国を復興し、世界トップクラスの発展を見せました。経済と政治は右肩下がりになっていますが、文化はどうでしょう!
サッカーのワールドカップでは、もはや優勝候補一角のチームを撃破するまでになっています。大リーグでは、イチロー、大谷翔平、……数々の選手が優秀な成績を上げています。
汚職問題で地に落ちた東京オリンピックですが、スケボー、体操、エトセトラ……。多くの競技で日本選手が上位の成績を出しています。ピアノやバレーダンスのコンクールでも、度々日本人の名前があります。ノーベル賞もそうです。
古代ギリシャ、ローマ帝国を見ても、文化は一歩遅れて繁栄を見せています。
スポーツも芸術も科学文化も、多くの場合、経済的なバックアップが必要です。先人たちの必死の努力が、今ここで花を咲かせている。
日本は沈没していますが、絶滅しなければ、新しい形で再浮上するでしょう。
そのカギになるのは、ナショナリズムから回避することだと思います。……移民を受け入れる。日本民族の日本民族性をかなぐり捨てる。そうすれば新しい日本を築くことができると思うのですが、どうも、政治中枢にいる右側の方々は〝日本〟という幻想にとらわれすぎているようです。
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