素材というもの

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料理の素材が肉や野菜なら、小説の素材はキャラクターや街、時代でしょう。 そして、人生の素材は、自分自身そのものです。 自分という素材を考える。 容姿容貌……これはダメ 資産状況……これもダメ 友人知人……これも無いに等しいから、ダメだなぁ そうなのです。 自分という素材を分析すると、あまり良いところがない。 もっとも、こんなところで留まっていては、素材の本当の味はわかりません。 もう少し深堀してみましょう。 私という素材……社会の一員……日本人……黄色人種……地球人……地球在住宇宙人 こんなことを考えてみると、歴史が気になるものです。 そしておそらく私の血の99%は縄文人だけれども、 弥生人に当たるであろうスサノオや邪馬台国の卑弥呼のことが気になってしまうのです。 そして未来……日本がどうなるのか、地球がどうなるのかも気になります。
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