164人が本棚に入れています
本棚に追加
/176ページ
私じゃない!
悪魔と心を入れ替えたくても、私からはどうしたらいいかわからない。
悔しい。
ごめんなさい。 約束したのに私は悪魔に負けてしまった。
吉澤さんに誘われても、カラオケ・キュートに来なければ悪魔に取って代わる事はなかった。
騙された私が悪い。
漫研部のみんなも由奈ちゃんも、もう許してくれないよね?
悪魔に心を乗っ取られたままなら、私の心を失くして欲しい。
どうして、悪魔のする事を見てなくてはいけないのだろう。
怒りと悔しさ、後悔、悲しみ、全ての感情が私の心に渦巻いている。
「城崎友香さんですね。 あなたにも話を聞きたいので、パトカーで同行願います」
店長は何も言わず、早く私を連れて行って欲しいという表情をしていた。
最初のコメントを投稿しよう!