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「後でちょっと院長室に来てくれる? 話があるの。そうねぇ......9時位でいいかしら。寝る前に来てね」
「はっ、はい。解りました」
一体何の話があるんだろう......
まさか、さっきの仕返し?
そんな事ある訳無いか......
ちょっとした話なら、龍貴は決まってエマを『喫煙所』に連れていく。
それはもはや定番と化していた。
何か重要な話なのかな......
いい話か、悪い話か?
まぁ、どっちにしても出たとこ勝負だ。
行ってみれば解る事。
あれっ、雨降って来た!
戻らないと......
エマは手で雨を避けながら、一目散で雷鳴池の横を駆け抜けて行った。
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