第十五章 四神

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「後でちょっと院長室に来てくれる? 話があるの。そうねぇ......9時位でいいかしら。寝る前に来てね」 「はっ、はい。解りました」 一体何の話があるんだろう...... まさか、さっきの仕返し? そんな事ある訳無いか...... ちょっとした話なら、龍貴は決まってエマを『喫煙所』に連れていく。 それはもはや定番と化していた。 何か重要な話なのかな...... いい話か、悪い話か? まぁ、どっちにしても出たとこ勝負だ。 行ってみれば解る事。 あれっ、雨降って来た! 戻らないと...... エマは手で雨を避けながら、一目散で雷鳴池の横を駆け抜けて行った。
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