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バサバサ......
バサバサ......
「ん?......」
ゴソゴソ......
ゴソゴソ......
「ん~......」
キー、キー......
キー、キー......
「なんだ?」
ガー、ガー......
ガー、ガー......
「ちょっと、どこよここ?」
「あ~......美緒さんか」
クワァー、クワァー!
クワァー、クワァー!
「ちょっと、何これ?! 圭一さん寝ぼけて無いで起きてよ!」
「うわぁ、眩しいな......朝日か? おはよう......ん? な、なんだこりゃ?!」
森の中に居るようだ。
見渡す限り大木だらけ。
多分......樹海の中のどこかなのだろう。
木々の間から差し込む朝日が、やたらと眩しくて仕方が無い。
太陽の位置からして......恐らく朝の6時頃か。
得たいの知れない小動物、鳥類の大合唱が、気持ち良く眠る二人に覚醒を即したようだ。
昨晩、『マンタ洞窟』で眠らされた所までは覚えているんだが.......
確かガスが吹き出して......
その後一体、どこがどうなってこんな事になっているのか?
「訳が解らん」
「意味不明ね」
因みに横で二人の男が眠っている。
「こいつら......」
「昨日の博士達のようね」
イビキをかいて夢の中。爆睡中だ。
見れば四人揃って、上下共に真っ赤な衣服。
「サンタクロースか?」
何故か足には、鎖で鉛の玉が繋がれている。
「カリブの海賊か?」
「「やっぱ訳が解らん」」
実際意味不明だった。
ところが間も無く、その意味を思い知らされる事となる。
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