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一方......
ちょうどその頃、美緒、圭一、博士、若い男の4人はと言うと、
『マンタ洞窟』の更なる地底深くへ......
タッ、タッ、タッ......
タッ、タッ、タッ......
歩を進めていた。
そして、
ピタッ。
先頭の守護兵か足を止めると、
「さぁ、お前らのオクションに到着だ! 嬉しくて仕方が無いだろう。ハッ、ハッ、ハッ」
いつの間に、マンションからオクションにグレードアップしている。
ワンルーム、バストイレ冷暖房ブライバシー無しのオクションがあったら見てみたいものだ。
丸腰の人間に対して、武器を持っていると言う自分等のアドバンテージを最大限に利用した実に非人間的な発言と言わざるを得ない。こう言う人間は、いつか必ず痛い目に合うだろう。
そんな守護兵等に対し、
連れて来られた4人はと言うと、
若い女......美緒
初老の男......圭一
初老の女......博士
若い男......若い男
と言う組み合わせだ。
当初もう1人居た博士は、『FIELD』でへなちょこ弾に当たり、イノシンになってしまった為、人数合わせの為、若い男はそのまま若い男を演じている。演じていると言うよりか、そのままである。
『博士はイノシンになった』
それは美緒がそう言っているだけで、実際のところは定かで無い。
とは言え、美緒がそう言うと、
『そう言う事だったのか!』と、冗談が冗談にならない空気が漂っていたのも事実だ。
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