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「なっ、何なんだ?!」
突発的に抱き着かれ、慌てふためくリーダー守護兵。
「ご、ごめんなさい.....急にフラフラっと来ちゃって......貧血持ちなのわたし」
そう言いながら、美緒はトロンとした目で、守護兵の顔を見上げる。
両の手は、いつの間に守護兵の腰にまわしてグイグイと締め付けている。自ずと美緒の巨乳(虚乳)は、守護兵の厚い胸の中でグニャグニャに潰れた。勿論潰れているのはただのゴムだ。
更に美緒の右足は、なぜだか守護兵の股間に挟み、上へ上へと押し上げているでは無いか。
「ひ、貧血だって?......」
何とも言えぬ守護兵の弛んだ頬は、美緒が瞬時に作り上げた『設計図ver.2』が、見事軌道に乗った事の現れと言えよう。
「私をベッドに連れてって......あ な た が」
守護兵の耳元でそう呟くと、生息をフーっと耳に掛けた。止めの一撃だ。
正直、この『マンタ洞窟』に入ってからと言うものの、何人もの人間とすれ違ってはいるが、未だ1度も女性の姿を見ていない。
全く居ないと言う訳では無いだろうが、極端に少ない事はほぼ間違い無い。
そんな『マンタ洞窟』内において、この守護兵が男である以上、この挑発に乗って来ない訳が無かった。
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