第二十五章 絶望への道程

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 ※  ※  ※ パシッ! 「ああ......!」 ピシッ! 「おお......!」 ボコッ! 「ぐえっ!」 ............ ............ 「おいおい、何だか『監視室』の中激しくないか?」 守護兵その1曰く。 「リーダーも欲求不満が溜まってたんだろ。いいんじゃ無いか?」 守護兵その2曰く。 「......」 「......」 守護兵その3、その4 興味なし。 『監視室』の前で終了を待つ4人の守護兵。反応は様々であったが、『やる事無し』......それだけは共通点と言えた。 90分とは言っていたが、実際のところは終わってみなければ解らない。 リーダー、体力だけは人一倍あるからな...... 何だか激しく動いてる腰が、目に浮かんで来るようだ。(実際は全然動いていない) 一体いつまで待たされるんだ?...... いい加減飽きてくるぜ...... リーダー、あんまりやり過ぎると、股間が潰れちまうぜ......(今潰されている) 「貧血女の看病なんだよな?」 守護兵その3 顔を上げた。 「はぁ? お前......もしかして本気でそう思ってるの?」 守護兵その4 すかさず反応。 「えっ、違うの?」 守護兵その3 再び。 「じゃあさ、ああ......!おお......!ぐえっ!って何なの? それ貧血で言わなく無い?」 守護兵その4 呆れる。 「解らん......」 守護兵その1、2、3、4。 揃って首を傾げた。 そして、 『監視室』で繰り広げられている営みは、いよいよクライマックスを迎えようとしていた。 バキッ! グシャ! 「NOー!」 パシパシパシパシパシパシパシパシパシ! 「Oh  My  ガー !」 「おおっ! 何か潰れた音がしたぞ! どうでもいいけど何で英語なんだ?」 4人の守護兵は、思わず顔を見合わせた。 その時だ。 カシャ。 突如『監視室』の扉のロックが解除された。
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