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どこだ?
どこだ?
どこだ?!
............
............
んっ?
なんだ?
何かの塊が水面にプカプカ浮いてるぞ......
全然動いてない。
まさか......
まさか......
ポールなのか?
間違い無い。ポールだ!
バシャバシャバシャ......
エマはその水面に浮かぶ塊がポールである事を確信すると、一気にその元へと泳ぎ進んで行った。
近付くにつれ、徐々にその様子が鮮明に映し出されてくる。
その身体はうつ伏せに浮いていた。そして微動だに動かない。
これはマズい!
ポール、死ぬな!
エマは動かぬその身体に腕を絡ませると、一気に陸へと華麗な泳ぎを披露した。
頑張れ
頑張れ......
ポールは未だ全く反応を示さない。
エマは祈るような気持ちで、必死に泳ぎ続けた。
3メートル
2メートル
1メートル
そしてその身体は、遂に陸へと引き上げられた。
「おいポール。聞こえるか?!」
パンッ、パンッ、パンッ!
エマは必死に肩を叩く。
しかし......
応答は......
無かった。
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