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「よっしゃあ!」
圭一は気合い一発、斧を振り上げた。
そして、一気に振り下ろす。
ガシャーン!
更に、
ガシャーン!
ガシャーン!
ガシャーン!
すると、配電盤からは無数の火花が飛び散り、
遂には、
バチンッ。
見事照明が落ちる。
『配電盤室』は再び暗黙の世界へと舞い戻った。
それは『大要塞』の電力が、全て供給を失った事を示唆している。
「よし、落ちたっ!」
これで......
美緒さんも、人間ウェポンの縄張りを抜けれるだろう......
秋葉大地.......美緒さんに変な事するなよ。
一抹の不安は残るものの、命綱も無い状態で、再び底無し沼へ潜ったところで、浮上する事は不可能だ。溺死は免れない。
美緒さんなら大丈夫!
きっと上手くやり抜けるだろう......
「さて、行くぞ!」
圭一はポケットから短銃を取り出すと、『配電盤室』の出口へと近づいていく。
この扉を開けた瞬間、その先に待ち受けているものは正に修羅の道。孤独な戦いが幕を開ける事となる。
撃って、撃って、撃ちまくってやる!
圭一が壮絶なるバトルへの突入を正に決心したその時だった。
タッ、タッ、タッ!
タッ、タッ、タッ!
突如、扉の外からけたたましい足音が!
「早速来やがったな!」
圭一は引き金に指を掛け、即座に臨戦態勢。扉が開いた瞬間に撃ち放つ構えだ。
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