第二十六章 サバイバル

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足音は更に近付いて来る。 3m、2m、1m...... そして、 扉は開かれた。 ギー、バタンッ! 「......」 「......」 「......」 一体どうしたと言うのだろうか...... ............ ............ ............ 圭一は引き金に指を掛けたまま、完全にフリーズしている。 圭一の身体は俄に震え始め、なぜか目からは大量の涙がこぼれ落ちていた。 そして、震える唇で呟いた。 「エマ.......さん......」 「けっ、圭一なのか?!」 「コノ泥饅頭が圭一サン?!」 ............ ............ 時刻は、 すでに14時を回っていた。 残された時間はすでに3時間を切っている。 この後、4人の前に立ちはだかろうとしている者は他でも無い。『人間』だった。 4人はまだ知らなかった。 今この『マンタ洞窟』に、『アマゾネス』4部隊全てが集まって来ている事を......
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