第二十七章 最強兵士

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すると、 ガサッ、ガサッ、ピタッ。 突然、人間ウェポンの足音が止まった。 見れば、1体が...... 「グエッ、ガガガ......」 なんと2人が隠れる岩影に顔を出し、じっとこちらを見詰めているでは無いか! まっ、まずい! 動いたらバレる...... ウェポンは尚も、微動だにせず、ただじっとこちらを見詰めている。 美緒は息を止め、心臓の鼓動すら止める覚悟で全てをフリーズさせる。 尚も見詰める。 そして尚も見詰める。 早くあっち行け...... 息が続かない...... ガサッ、ガサッ、ガサッ なんとウェポンは更に近寄って来る。 3m、2m、1m...... 「ガガガガガ......」 そして50cm。 気付けば、その顔は美緒の顔の目の前にあった。 「こっ、こんにちわ」 「グワッ、グワッ、グワッ! ガガガガガ!」 「不味い、見付かっちゃった! ハッ、ハッ、ハッ」 美緒が訳も解らず、笑ってしまったその時だった。 バチンッ! 突如、『大要塞』で大きな音が立ち上がると、次の瞬間には、光と言う光全てが暗黙と言うベールに包み込まれた。
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