第二十七章 最強兵士

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『敵に勝つ為には、まず敵を知ること』 その基本が守られていなかった『青龍』 この結果は、当然の報いと言わざるを得なかった。 『朱雀』に続いて『青龍』もここに滅亡を余儀なくされた。 残るはアマゾネス最強と称される『白虎』 そしてエマが頭を務めていた『玄武』のみ。 このままの勢いで、アマゾネスは一気に滅亡へと落ちていくのか? それは神で無ければ解らない事だ。 「よしっ、あたしはこれから娘を助けに、最北の『焼却塔』に向かう。お前達はどうするんだ?」 そう語った美緒の目は既に北へと向けられていた。 するとリーダーは、 「イクイク、ウチラモイク。マットウナミチ、ススム」 そう語りながら勢いよく立ち上がる。他の4人も皆首を縦に振っていた。 「よし、行くぞ!」 「ガンバル、オレ、ガンバル!」 その頃、すでに時刻は15:30。 もも救出までに残された時間は、既に1時間半と迫っていた。 美緒はここに勇躍、行進を再開した。 史上最強兵士達を従えて......
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