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『敵に勝つ為には、まず敵を知ること』
その基本が守られていなかった『青龍』
この結果は、当然の報いと言わざるを得なかった。
『朱雀』に続いて『青龍』もここに滅亡を余儀なくされた。
残るはアマゾネス最強と称される『白虎』
そしてエマが頭を務めていた『玄武』のみ。
このままの勢いで、アマゾネスは一気に滅亡へと落ちていくのか? それは神で無ければ解らない事だ。
「よしっ、あたしはこれから娘を助けに、最北の『焼却塔』に向かう。お前達はどうするんだ?」
そう語った美緒の目は既に北へと向けられていた。
するとリーダーは、
「イクイク、ウチラモイク。マットウナミチ、ススム」
そう語りながら勢いよく立ち上がる。他の4人も皆首を縦に振っていた。
「よし、行くぞ!」
「ガンバル、オレ、ガンバル!」
その頃、すでに時刻は15:30。
もも救出までに残された時間は、既に1時間半と迫っていた。
美緒はここに勇躍、行進を再開した。
史上最強兵士達を従えて......
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