12人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな毎日を数年続けていたら、私を嫁に欲しいという人が現れた。
だけど、私の恋心は未だに戦死したあなたにとらわれていて、その方に正直に打ち明けた。
その人は、あなたに劣らずに優しい人で、それでも構わない、僕と一緒に家族を作ってくれと言った。
私は悩んだが結局、彼の嫁になることにした。
それを決めた夜、あなたの写真に結婚することになりましたと伝えると不思議とあなたが喜んでいてくれるように思い、恋人だったあなたが、兄のように思えた。
私の旦那は優しい人で、私があなたの写真に語りかけても怒ることはなかった。
それどころか、一緒におはようを語りかけ、一緒におやすみを私と一緒に語りかけるのだ。
最初のコメントを投稿しよう!