Bathsheba

4/17
前へ
/19ページ
次へ
いつしか恋仲になった二人は、自分たちはいずれ夫婦になるのだろうと想像していた。 ところがある日、バトシェバが森の中で水浴びをしていると、ダヴィデという男がやって来てバトシェバに目を留めた。 都の権力者であったダヴィデは、夜明けの太陽の如く湖岸に現れてバトシェバの手を引き、関係を持った。 ウーリヤの優しい抱擁しか知らなかったバトシェバは、ダヴィデの逞ましい腕に抱かれて以来、ダヴィデが去った後も、頭の中からその姿を消せなくなってしまった。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加