第1章 私の嫌い日常

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その救ってくれた人とは、私の幼なじみで親友の井上奈々だ。奈々は、別の高校に通っている。奈々とは、保育園からの付き合いで家族ぐるみで仲がいい。奈々は小学校の時に転校したが中学でまた一緒の学校になり、中3で同じクラスになった。その時はほんとに嬉しかった。いつしか奈々とは一緒に行動するようになっていて、奈々は私のことを1番にわかってくれて、心配してくれていた。私が落ち込んでいたりしたら、話をきいてくれたり、一緒に居てくれたりした。1番信頼して、安心できる存在だった。学校が別になっても、連絡を取り合ったり、お互いに都合が良ければ遊んだりしていた。私は、連絡する時には、必ずといっていい程学校のクラスについて相談していた。奈々は、いつものように私の話をきいてくれてアドバイスとかをくれていた。その日もいつものように相談をしていたら、奈々がこんな言葉をかけてくれた。 「舞香、舞香はうちと一緒で自分から話しかけるとか苦手だよね笑」 「うん、そうだね」 「私もそれは苦手だから辛いのがむっちゃわかるよ。だから、そんな時はむりをせず、自分ができる範囲から進んでいけばいいんだよ。なにも高校1年生なんだから時間はたくさんあるよ。」 「うん…泣」 「えっ、舞香、もしかして泣いてる?」 「泣いちゃったよ…グズっン…奈々がいい事ゆってくるからぁ」 「ほんとに思ってること、いったまでだよ。ほんとに舞香にはうちも救われとるし、支えられてるからうちも舞香が困ってたら、救いたいし支えたいよ。」 奈々の突然の言葉に私は泣いてしまった。 私は、その言葉にとても救われた。 やはり、奈々は私のことをわかってくれている大切な存在なんだと改めて実感した。 私は奈々の言葉を聞いて明日から頑張ろうと決心した。 そんな時、クラスの中で授業の時、隣の女の子三浦遥香ちゃんが話しかけてくれた。
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