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あえか「呪力──それは呪術、魔術、妖術の根源。それらを行使する際に媒体となる思念エネルギーだ」
了「108番って一番下かな」唇を突き出す。
あえか「見れば神霊憑依タイプの呪術者のようだが」
了の肩の厄神を眼光鋭く一瞥する。
あえか「そんなことでは、この門をくぐれないぞ」
『呪殺學園』の銘板がある門を指差す。
そこには『この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ』と銘記されていた。
門をくぐると、周りの者が2人に注目する。
厄神「呪いを生業にする者、呪われた家系の者、魔術師や妖術師の末裔。いずれ劣らぬ魑魅魍魎の強者どもよ」幼女らしからぬ不敵な笑み。
厄神「あれは伝説の退魔師、裏比叡の狩籠(かりごめ)」金剛杵をもった屈強な密教僧。
厄神「はぐれエクソシストのカラズ神父」司祭服の不気味な神父。
厄神「ラブドール傀儡師の土屋」ラブドールを抱いたオタク風の男。
了「みんな有名なのですね」呑気に感心する。
「和幼女だ」「肩乗りwikiだ」厄神を見て周りの者が噂する。
了「なんだか、ぼくたち孤立しているね」
あえか「大方の呪術師は徒党を組んでいるからな」
遠巻きにする者たちを見る。
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