プロローグ

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「ふざけんなっ!いい加減にしろっ!!」 やっと正気に戻って怒るが、悠はしれっとして 「お前の寝起きが悪いからだろ」 と言い放つ。俺は 「そ、それは…」 そうかも知れないけど…、と少し小声で言う。 自覚はある。 目覚ましが鳴っても起きれないし、母親に怒鳴られても起きれない。 朝がとても苦手なのだ。 本当は一発で起こしてくれる悠に感謝しなきゃなのかもしれない…けど。 「僚・・・」 悠が急に真剣な声で俺を呼ぶ。
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