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「もう…っ、一平ってばくすぐったい」
「ん~?このプニプニした感触が好きなんだ」
屋上に向かう階段を二段位上った所で、二人の声が聞こえた。
どうやら屋上入り口のドアの前にいるらしい。踊り場にいるらしい。そして、イチャついてるらしい。
「おーい、一ぺ…」
「し・・・っ」
下からはちょうど死角になっていて見えないので、呼ぼうとしたら、悠に手で口を塞がれた。
(何すんだよ…!?)
(邪魔しちゃ悪いだろ)
口を塞がれたままなので、モゴモゴして言うと、悠が耳元で小声で言った。
邪魔も何も先生に呼ばれてんのに。
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