第6章

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「もう…っ、一平ってばくすぐったい」 「ん~?このプニプニした感触が好きなんだ」 屋上に向かう階段を二段位上った所で、二人の声が聞こえた。 どうやら屋上入り口のドアの前にいるらしい。踊り場にいるらしい。そして、イチャついてるらしい。 「おーい、一ぺ…」 「し・・・っ」 下からはちょうど死角になっていて見えないので、呼ぼうとしたら、悠に手で口を塞がれた。 (何すんだよ…!?) (邪魔しちゃ悪いだろ) 口を塞がれたままなので、モゴモゴして言うと、悠が耳元で小声で言った。 邪魔も何も先生に呼ばれてんのに。
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