第7章

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「?」 やっと落ち着いてきたので、家に入ろうとドアノブを回し、僚は首を傾げる。 「どうした?」 ガチャガチャとドアノブを回す俺に悠が聞いてくる。 「閉まってる」 「母さん出掛けたんじゃないか?」 悠は玄関先に置いてある植木鉢の下を探る。 母親が居ないときの鍵置き場だからだ。 …予想した通り鍵はあった。 「ただいまー」 鍵を開けて入り、そう声を掛けても返事はない。 やっぱり母さんはいないらしい。
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