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リビングに入っても姿はない。
「買い物かなぁ?」
冷蔵庫を開け、麦茶のガラス瓶を取りだし、コップに注ぐ。
「僚、俺にも頂戴」
悠がソファーに身を沈めながら言う。
「ん・・・」
もう一つコップを取りだして注ぎ、悠に渡す。
「でも、この時間にいないの珍しいかも…」
麦茶を飲みながら悠の隣に座ろうとして、悠がテーブルに置いてあったらしい紙を見つけて目を丸くしているのに気付く。
「何?…え?」
と横から覗き込み、俺も目を丸くしてしまう。
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