第7章

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「いってーな!何す…!!」 キッと睨み付けながら、おでこを押さえ、俺よりも5㎝ほど高い悠の胸ぐらを掴むが 「・・・」 真顔で見つめ返され、ビクッと手を離す。 な、何?怒ってる?痛いことされて怒ってるの俺なのに? あまり見たことない悠の無表情に、思わず後退りすると 「…聞きたいのか?」 悠はポツリと呟くように聞いてきた。 「え?」 うまく聞き取れず目を大きくすると 「聞きたいのか?」 低い声でもう一度尋ねられた。
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