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やよいは私が中等部の頃から好きだったわけで、彼女の言葉やキスには相当の思いが含まれていたはず。
だから、私はそんな彼女の思いを軽々しく受け止めていいわけない。
ちゃんと、彼女の重さと同じ重さで受け止めてあげたい。
だから、やっぱり今は......追いかけちゃいけないんだと思う。
さっきの、キス......
唇に、指を当てる。
まだあの温もりの余韻が、残ってる。
やよいの唇、すごい柔らかくていい匂いがした。
唇同士重ねただけなのに、吸いつきそうな感じだった。
湊とは、全然違う......
凄く、ドキドキした。
「っっ......」
って、何考えてんだ、私。
これじゃ、ただの欲求不満じゃん......
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