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海斗の懲役が決まったと言う連絡を受け私は
刑務所に向かった。
なんであんなことをしたのか聞くために。
だけど私の面会に海斗は現れなかった。
私はそれ以降海斗と話をする機会すらなかった。
それから何日たったのか、それとも何週間たった
のか分からない。空白の生活を過ごす私の元に
一通の手紙が届く。宛先は海斗。
結花へ
きっと俺はお前を不幸にしてしまったと思う。
でもそれは自業自得だって分かってる。
俺は刑務所で自分のしてしまった事を償おうと
頑張ってる。
時間はかかるけどそれでも誠心誠意を込めて
頑張ろうと思う。
だから結花も頑張って欲しい。
お前の未来は俺と違ってまだ汚れてないから。
だから俺が刑務所から出るときが来たとき、
その時はお前に幸せになっていて欲しい。
俺はお前の幸せそうな顔を見るためなら頑張れる
から。
槇原海斗
..............................
.........................
..................
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....
「...バカ...海斗のバカ野郎」
私は泣いていた。
海斗が居なくなった後私の世界から色がなくなっ
てしまった。
料理もしなくなった。誰とも話さなかった。
友人から幾度も連絡がくるけど返信しなかった。
仕事も休んでしまった。
ニュースを見ると先日起きた殺人事件の犯人が
自首をし、全て白状したと言う。
私から全てが無くなってしまった。
....と思っていたのは自分だけだった。
私より辛い状況なのに君は優しいだね。
「...私も頑張らなきゃ」
自分の為にも...君の為にも。
やっと目が覚めたよ
おはよう海斗。
ありがとうね。
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