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kefalaio Ⅳ †ヴァルフォーレグレース帝国学院Ⅱ†
…
…
…
喉が渇く…部屋は真っ暗だが…カーテンの
隙間から朝の日差しが入ってきてる事に気づく…
僕はベッドから出るとバッとカーテンを広げた
ッ!ま、眩しい…!
僕は真っ暗な所からいきなり明るい光を
見たせいで目眩を感じて
片手の甲で目を塞ぎながら後退りした…
トントントン…
トントントン…
「ドラキュリアお坊っちゃま
ドラキュリアお坊っちゃま~」
控えめなメイドの声が聞こえてきた
ドラキュリア・ヘルツォーク
「今行く…」
目眩が収まり僕は扉をあける
メイド①
「ドラキュリアお坊っちゃま…こちらを」
綺麗に畳まれたヴァルフォーレグレース帝国学院の
制服と赤い液体が入ったワイングラスを渡された
「失礼いたします…」
メイドはお辞儀をすると
僕の部屋から出ていった…
しかし…なぜわかったんだ
僕が血に飢えていた事に…
とりあえず、僕はその赤い液体が入った
ワイングラスを飲みながら
制服を片手に再び室内に戻った
鉄の芳醇な香りが口に広がる…
この血は健康な雌のものだな
…!
なぜ僕は一口飲んだだけで性別が…
健康かどうかがわかったんだ…
あれから一晩、経ったからか…?
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