シッソウ
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幸いにも、息は、ある。 抱き上げようとした手を払い退けられ、 それでも身体を抱き抱えあげた 「土浦さん、すみません。救急車よりもマンションが近いですし、このまま家に運びます」 「大事がなければ、それで……」 それよりも、俺の足元で雅がママと泣き叫んでいる 「ママは大丈夫だから、帰ろう。雅」
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