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何度か佐伯の額に保冷剤をくるんだタオルをかえに寝室に入った
いくらか落ち着いたのか、佐伯の表情が和らいでいたのを確認したあと、俺もリビングで仮眠をとった
疲れていたにもかかわらず、少し敏感になっていたのか、
朝方、物音がしてすぐ目がさめた
脱衣場から、水流音がして、
ああ、佐伯が目覚めたのか、と身体を起き上がらせると、
俺は化粧台に顔を突っ込んでいる佐伯に声をかけた
「……だいぶ楽になったか?」
「うやぁっ!!」
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