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紫side
あれから月日はたち…
季節は秋になった。
電車から見える景色も変わって
いつまでも眺めていられる
でも…
たまに見てしまう。
「あはは」
「にっしま笑いすぎだぞ!!」
「だってさ笑
千晃の顔やばすぎ!」
「もーひどい!!」
楽しそうに笑っている
彼の姿を。
いつからだろう
あんなふうに笑いあってないのは
それから少し時間がたって
電車の中には私と数名で
外を眺めていると…
「隣、座ってもいいですか?」
そういっていたのは…
あの彼だったのだ。
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