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「たっくん!」
「こう!」
「「あれ?刺されたよね?ここどこ?」」
2人同時に起き上がって、キョロキョロしてみる。
白っていうか、クリーム色で統一されてるけど
それより、胸に傷がない…
通学鞄…、ある。
てか、ここの絨毯、スッゴクふかふかなんですけど。
たっくんが異様に警戒して、僕を抱き締めたけど。
ついでだ。
さわさわ
うん、刺された痕もない
ボクのもさわさわ
ペラリと服をめくってみた
うん、無傷だった
「……。こう、何してんだ……。」
「うん。傷の確認。何もないよ」
「何もない?
(ペラリと自分の服をめくって)
…、本当だ。ないな……。」
一旦ボクを下ろして、確認してる。
だって、あのナイフ根本まで刺さってたんだよ?ないっておかしくない?
「あの~。お互いの無事の確認、もういいかな?」
バッ!とたっくんがボクを抱き抱えて振り返った。
おおう、何この安定感。さすがたっくん!
「じゃなくて
今の状況をお話ししたいんで、
こちらに座っていただけると助かるんだけど、良いかな?
風戸光さん、御手洗飛鳥さん」
ザワッ
あ、ヤバイ
たっくんが怒った
「てめえ、誰だ?」イライライライラ
「たっくん!
怒ったらダメだよ。
まずは話を聞いてから。ね」コテン
「ああ、止めてくれてありがとうね、光君。そう、まずは話をさせてくれると助かるんだけど、良いかな?」コテン
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