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「でも、姿が見えないし、どこに座れば良いのかもわからないんですが」
「ああ、それについてもごめんね?
パッチン!
はい、ここに座ってくれるかな?
お茶も出すから、ゆっくりしてね」ニッコリ
声だけの人は、指をパッチンさせただけで、まずは応接セット(これもクリーム色で暖かみのあるテーブルとソファー)を出すと、ようやく姿を現してくれた。
「たっくん、超絶美人さんがいるよ」
「美男子、の間違いだ、こう」
「いや、お二人さん。
今それ言う時じゃないから。
まずは座ってくれるかな?クスクス
自己紹介したいんだけどね」
あう。美人さんに怒られた(笑)
たっくんに手を繋がれて、ソファーまで移動。テコテコ
そして、たっくんのお膝に座らされながら、たっくんがソファーに座った。
「フフフ
警戒しなくても、ここには敵はいませんよ。
私は貴方達の敵には絶対ならないし、なれない。
大丈夫です。ここは私の個人的な部屋なので、やましい心を持った者は一切入れないことになってます。
私も光君と同じく、やましい心を持った者がよりやすいものなんですよ」フウ
あらら
美人さんの顔がくもってる。
たっくんの胸元をクイクイ
「たっくん
この美人さんは『イイ人』だよ。
ボクに危害を加える人じゃない。大丈夫」
「……。そうか……。こうが言うなら大丈夫だな。
すまない。今まで散々な目に遇ってきてるから、知らないヤツにあうと警戒してしまうんだ。
気分を害したと思う。すみませんでした」深々とお辞儀
たっくんには、いっぱい迷惑かけてきたから、お辞儀がいたについちゃったな(苦笑)。
あれ?美人さんがアワアワしてる
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