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「ついったー!!随分遠かったね!」
私は長いバス移動の疲労から開放されたー!と言わんばかりに飛び出す
「あらあら、夢ちゃんったら……あまりはしゃぐと……転ぶわよ?」
美夜さんがそう言ったとたんに
「え?きゃあ!?」
見事に転びました
「夢は相変わらずだなぁー!ここ足場悪いから気をつけないと転んじゃうよ?」
「うう、そうだけどさぁ……でもこんなにでかい湖みたらはしゃぎたくなるじゃん!」
そう、私達は猪苗代湖に来ているのです
ただ……
「ねぇねぇ、ここ誰もいないにゃん」
静さんが眠そうにバスから降りてきた
「あぁ……うちの別荘の敷地だからだよ……ふわぁ……うちの親物好きだから……」
夕さんも眠そう降りてくる
「えっ、いつの間にそんな物を買ったんですか!!朝倉家は!!」
私すら知らない
「ごめんごめん、うちの親も遠野家に負けない位あれな人達でしょ?…………私らが高校上がったら別荘買うぞーとか言ってさ……それがこれ」
夕さんさらっと私もあれなあれな人に入れたけど
あれ?もしかして気づいてないだけで実は私もあれな人!?
「まぁ何にせよ……人がいないからゆっくりできるからいいじゃない?」
四季さんは眠そうでもなくぴんぴんしてるけど目の下にクマができてる
「そ、そうですね!所で……」
「目の下のクマなら朝はいつもだから」
即答だった
「べ、別に楽しみだった訳じゃないし」
「そ、そうですか」
楽しみだったんだね多分
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